本記事では、スキンパックの特長やラインを構成するための関連装置などについて解説しています。
スキンパック包装機とは
スキンパック包装機とは、紙製・プラスチック製のベースシート上に製品を置き、その上から予熱した樹脂フィルムを被せ、下側より真空脱気しながら製品形状に沿って隙間なく密着させてからヒートシールする包装機になります
スキンパック包装の特長
スキンパック包装の特長は以下のようなものになります。
・ブリスターパック包装とは異なり、金型が不要なため形状が異なる製品や少ロット多品種に適した包装形態となります
・精肉や鮮魚から出るドリップを抑制する効果もあり消費期限の延長・鮮度保持向上が図れます
・スキンパック包装形態を採用することにより店頭陳列の際、従来のトレー包装では困難であった吊り下げ陳列方式にも対応が可能となります
・製品を完全に密封・真空パックすることで製品保護性・保管品質向上が望めます
・脱プラスチック活動ご要望としてベースシートを紙素材の台紙に置き換えることも可能
スキンパック包装機が使用される対象ワーク例
・食品(ハム・ハンバーグ・精肉・鮮魚・珍味・加工食品など)
・家電(ボタン形電池・電卓・USBメモリー・小型部品など)
・工業(ネジ・ボルト・ワッシャー・小型金属部品など)
スーパーマーケットやホームセンター、コンビニエンスなどの陳列棚、ご家庭では冷蔵庫内でよく目にする機会が多い包装形態となります。
スキンパック包装機ラインと関連装置
スキンパック包装機のラインには、自動化のための関連装置があります。
スキンパック包装機の前後(投入側・排出側)には搬送用コンベヤを設置されます。
また、関連装置としましてラベル貼り機・インクジェットプリンター・ホットプリンター等を
周辺機器として組み合わせ設置することも可能です。
関連装置を組み合わせて設置することで、スキンパック包装にかかわる様々な工程を自動化することが可能で、
省人化、効率化に繋がります。
スキンパック包装機のライン構成
例:お肉の包装
投入コンベヤ ➡ スキンパック包装機(肉のドリップ抑制が可能で、長期保存ができる)
➡排出コンベヤ ➡X線検査機(異物の有無を確認)
➡画像検査カメラ(表面の汚れ、毛髪等異物の混入の有無の確認) ➡インケーサー(自動の箱詰め)
➡封緘機(箱の上フラップの折込、テープ貼り) ➡ 搬送コンベヤ(出荷待機場まで搬送)
➡パレタイザ(樹脂パレットにワークを自動で積みつけていく) ➡ストレッチ包装機など(パレットに積載された荷物の荷崩れ防止)
※ご要望に応じてその他の周辺機器も設置可能です
(ラベル貼り機・インクジェットプリンター・ホットプリンター・協働ロボット等)
スキンパック包装機のメーカー
・株式会社タイセイテクノ様
スキンパック包装機なら、当社まで
包装・梱包ライン自動化.comを運営するフカサワでは、スキンパック包装機を取り扱っております。
スキンパック包装機のみならず、ラインの周辺機器、関連機器も取り揃えており、ラインの全自動化、一部自動化の
ご提案も可能です。
お客様の省人化ニーズに応じて最適なご提案が可能です。
スキンパック包装をはじめとした、包装ラインの自動化を検討している方は、ぜひ当社までお問い合わせください。