梱包機ナビ

2023/08/28

ホットメルトアプリケーターについて、仕組みや用途、メーカーをご紹介!

ホットメルトとは

『ホットメルト』とは、ホット(加熱)してメルト(溶解)するという意味です。
常温環境では固体である熱可塑性樹脂、熱接着性樹脂であり、実際に使用する場面では
ホットメルト樹脂を加熱して溶融状態にしてから接着対象物(ダンボール)に噴射塗工
しながら接合させていき、冷却して固まる事で接着が完了します。

接着剤との違い・メリット

接着剤との違いは下記になります
接着剤は水(又は有機溶剤)に溶かされ、常温環境で接着させたい対象物に塗工し乾燥させることによって接着完了となりますが、
ホットメルトは乾燥工程が必要ないため、セットタイム(接着するまでの時間)が非常に早いというメリットがあります。

また、ホットメルトは有機溶剤が含まれていないため、環境にやさしいというメリットもあります。

ホットメルトは、その生産性の高さや環境へのやさしさから、近年梱包用の接着剤として注目されています。

ホットメルトの用途

用途としては梱包工程で使用されています
例えば、下記のような用途で使用されます。
・段ボール箱のフラップ封緘(野菜・果物・乾麺・飲料出荷用ダンボールなど)
・段ボールシートと発泡スチロール緩衝材の固定接着
・プラダンと発泡化成品の固定接着
・脱ストレッチフィルム(ダンボールケースの荷崩れ防止としての仮固定止め)
・革製品(鞄・靴)、ワッペン刺繍、家具・木材へのプラスチック部品固定など

ホットメルトの材質構成

ホットメルト主剤は、熱可塑性樹脂やエラストマーとなります
エチレン、酢酸ビニル共重合体EVA、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィンなどが
用いられます。
粘着性を出すためにロジン、ロジンエステル、重合ロジン、変性テルペン樹脂系を使用し
酸化防止剤として一次酸化防止剤(芳香族アミン)、二次酸化剤(硫黄やリン系)が用いられます。

梱包自動化に活用される『ホットメルトアプリケーター』

ホットメルトアプリケーターシステムは、自動封緘システムの一つで
ベルトコンベア上に流れてくるワーク(接着固定したい外装ダンボールケースなど)に
非接触噴射方式で自動的にホットメルトを塗布していきます

主な機器構成は、
・ホットメルトアプリケーター本体
・高温耐圧ホース
・ソレノイドバルブ
・タイマー
・自動吐出ガン
・ノズル

従来 製品を1つ1つずつ手作業で梱包(封緘)していたものを自動化・生産性向上に
向けて上記システムを工場内に導入設置し、梱包自動化(封緘)にお役立ちいたします

取り扱いメーカー

・ノードソン
・GRACO(テクノバークシャー)

ホットメルトアプリケーターの選定なら当社まで

包装・梱包ライン自動化.comを運営する株式会社フカサワは、様々な業界の工場向けに、
包装・梱包ラインの自動化ソリューションを提供してきました。
当社は、包装資材、機器など多彩な商品を取り扱う専門商社です。
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